さらば2009年
洗濯をしながら、一日自宅で台本に取り組む。とはいえ、人間それほど集中が続くわけもなく、進んだのか進まないのか。イメージはあるんだけど、台本にするのが難しいって、なんちゅうことや。今年は2月のサーチライト、8月の雨の一瞬前(日本と韓国で上演)、11月の水飲み鳥ツアー(静岡、広島、東京)、12月のアジア劇作家会議と、一年忙しかった。2010年も各位、よろしくお願いします。
洗濯をしながら、一日自宅で台本に取り組む。とはいえ、人間それほど集中が続くわけもなく、進んだのか進まないのか。イメージはあるんだけど、台本にするのが難しいって、なんちゅうことや。今年は2月のサーチライト、8月の雨の一瞬前(日本と韓国で上演)、11月の水飲み鳥ツアー(静岡、広島、東京)、12月のアジア劇作家会議と、一年忙しかった。2010年も各位、よろしくお願いします。
3時からアトリエで、劇団メンバー数人と劇団運営についてざっくばらんに話す。7時からガロアの年内最後の稽古。結局台本は半分くらいで終わってしまう。申し訳ない。年末年始に取り返す。池袋で村上さん所属、Ort-d.dの忘年会に顔を出す。終電で帰宅するも、中央線はまたしてもガラガラ。すでに都心は空洞化か。
恒例のアトリエの大掃除、夜は、第七劇場との合同忘年会だった。カンパニーメンバーはもちろん、今年一年お世話になったメンバーが集まってくれる。第七劇場も、ユニークポイントも今年は海外公演や、地方公演などで飛び回っていた。普段あまり意識することもないが、稽古場という拠点があるということは、こういうことなのかと思う一日でもある。
そういえば最近驚いたことがあり、それは新宿駅にで見かけたセルフレジである。その名の通り、バーコードを自分でかざし、精算をスイカで行うというもの。レジのアルバイト気分でちょっと楽しいが、実に味気ない。こちらがロボットになったみたいな気分である。東京は都会だよなあ。夜、アトリエでガロアの稽古。がんばります。25日の給料日の金曜ということで覚悟して電車を待っていたら、意外と空いていたぞ中央線。
ガロアの台本は、1960年代後半を舞台設定としているため、いわゆる学生運動に関わる資料に囲まれながら執筆を進めている。当時に生きたものたちの人間模様を、正確に記述するには、まだ時代が早すぎるため、主に事実だけを伝えようとしている。そのため、作者である私には、純粋な「お勉強」が必要。台本なのか論文なのかわからくなってきた。そんなクリスマスイブだった。
大阪から飛行機に乗り上京。そのまま学習院女子大学にて学生8名と「劇団の作り方」と題しワークショップ。思ったより時間がかかり、感想を聞けずじまい。終了後、アトリエへ。アジア劇作家会議などもあり、ようやく「シンクロナイズド・ガロア」に取り組みはじめる。出来上がっている台本を中心に猛スピードで構成。
アジア劇作家会議本番。昼前に劇場入りし、衣装合わせ。俳優の意見でラストシーンのアイディアを舞台で試し、ぶっつけ本番。洪明花と清水宏さんのセッション的『杏仁豆腐のココロ』。作家の鄭義信さんに「新鮮で面白かった」と一言いただく。清水さんとは初めての仕事だったが、本当に面白かった。夜はベトナムのグエン・トゥー・フォンさん(ようやく名前を覚えた)の『三姉妹の家』。これも本番直前に思いついたアイディアを試し、戯曲の内容を観客に伝えるという、リーディングの目的を粛々と実行できたと思う。終了後、高円寺の居酒屋でささやかな打ち上げ。燐光群の坂手さんはじめ、スタッフみんな突っ走っている。劇作家会議はあと一日だ。
11時より『三人姉妹の家』、14時より『杏仁豆腐のココロ』の通し稽古。夜、劇場2階で来日した劇作家とともに、パーティー。なんとか英語でコミュニケーションをとろうと必死。三条会の面々も加わって、とても楽しい感じでスタートができて嬉しい。終了後は気になっていたラーメン店へ。
夜、座・高円寺に着くと、仕込が予想より早く終わったので実際の舞台を使って構わないと、舞台監督の森下さんに言われ、それは嬉しいと座・高円寺1へ。通し稽古はやめて、あれこれ試す。ただでさえ難しい登場人物の関係を、どうやって観客に伝えるかをひたすら考える。
怒涛の期末テストシーズンを猛烈なスピードで切り抜け、シンクロナイズド・ガロアの台本を脇目も振らず、迷いもせず進めている。昨日は昼から座・高円寺にこもり、夜まで『杏仁豆腐のココロ』の稽古。劇作家協会主催の新人戯曲賞の授賞式があったらしく、劇場二階のカフェは貸切り。帰宅後も朝方まで台本。うーん、芝居になるのだろうか、いやなるだろう、といったドキドキ感がものすごい。
日中、立川税務署へ。数年前、妻の失業保険の手続きで出向いたハローワークと雰囲気どこか似ている。その足で、ホームセンターで買い物。つい余計なものまでカゴに入れてしまったり。でも楽しいなあ、ホームセンターっていうのは。夜は座・高円寺の稽古場でアジア劇作家会議の稽古。終了後、中央線内で村上さんとあれこれ話しながら帰宅。
午後から宍戸、北見、久保、古市が自宅に来てくれて作業。夜までひたすら地味な作業。自分はPCの前に座り、住所のラベルを印刷したり、封筒に印刷したり、同じく事務仕事に没頭する。外はとてもいい天気だった。
先の事業仕分けでは、文化関連予算も縮小や見直しとなり、それにともなって演劇界でも、緊急集会の開催や、関連団体による働きかけなど。連日新聞には、そんな記事がある。科学関連や、教育関連もそうだが「未来への投資」的な要素が多分に含まれる分野の場合は、すぐに結果がでにくいものというのが、その議論のベースになっている。あとは諸外国との比較論。
金曜。学校で授業を終え、もう一つの学校へ移動し、終了したテストの採点。終わらせるつもりが終わらず、座・高円寺へ。『杏仁豆腐のココロ』の作家・鄭義信さん、ゲスト出演・清水宏さんらと顔合わせ。引き続きスタッフミーティング。夜は稽古場で『三人姉妹の家』の稽古。キャスティング決める。終了後、劇団ミーティング。劇場2階では、La Compagnie Anの面々。桃唄309の長谷さん、M.O.Pのマキノさんら。劇場にいると実に多くの出会いがあるのだった。
座・高円寺の地下稽古場で『アジア劇作家会議09』に向け稽古開始。同時に新作『シンクロナイズド・ガロア』も始まったことになる。地下3階なので携帯は駄目だと思っていたが、建設時にアンテナを引っ張ったそうで、各キャリアとも問題なし。すごい。稽古後は劇場2階のカフェで打ち合わせがてら、こじんまりとビール。
夜テレビをつけると、亀田-内藤戦をやっていた。8Rくらいだったか、試合終了まですべてを見ることにした。その後は『シンクロナイズド・ガロア』を進める。ガロアの時代は19世紀初頭だが、実際の上演は1968年の東京大学が舞台。まだ40年ちょいしか経過していないので、当事者ではない現代作家が扱うのはなかなか難しい。そして、その「わからない」ことを主張するには、まだまだ記憶が新しく、単なる言い訳になる。戦後65年との違い。
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