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公演終了しました(その1)

一週間が過ぎましたが、「水飲み鳥/溺愛」2本立て上演、無事に終了しました。観に来ていただいた方、気にかけていただいた方、ありがとうございました。

終わってから作品について言及するのは、あまり好きではありませんが、チラシにも書いた通り、今回は「物語」について考えると宣言しましたので、こうして文章にしておこうと思います。(何回かに分けて書きます)

そもそも、「演劇は何を見せるものなのか」という問いかけに対し、ひとつの可能性を提示しようとしたのが、今回の2本立ての大きなコンセプトのひとつでした。

というのも、第七劇場の鳴海氏が2010年に演出してくれた2つの作品「藪の中」「水の中のプール」を客席で観ていて、それまで抱いていた疑問が、大きなものへと進化していきました。

その舞台では、僕の書いた戯曲の「物語」を一度解体して、説明を放棄し(とみえる)、進行していきます。初めて観る観客は、ストーリーが分かりません。台詞は音として届き、意味はその後でぼんやりわかってくる程度です。それでもまったく飽きずに興味深く観ることができました。

つまりそれは、演劇は決してストーリーを観せるためのものではないという【頭ではずっとわかっていたこと】が、自分の書いた戯曲の再上演を通じ、ようやくきちんと私が私自身の中に捉えることができたのです。

私はまず、ここはどこで、どういった設定で、どういった人たちが出てくる芝居なのか、それをまず考えなければいけません。それらが決まれば、物語が始まります。頭の中で登場人物たちが喋り始め、私はその声を聞き、パソコンで入力していきます。いったんスタートさえしてしまえば、ほとんど途中で悩むことがありません。そのくらい、執筆中は、私は私の書く物語に没頭します。

しかし、そういった書き方をやめて、ひとつのイメージ(原作となる事件があります)を、いろいろな角度から、つついたり、眺めたりして、その時浮かんだ言葉や行動を、整合性を無視して書いてみることにしました。理解不能な事件の場合、そもそも行動に整合性がないことも多いので、この書き方が、すなわち正確にモチーフを捉える方法だと思ったのです。そうして書き始めたのが「溺愛」という作品でした。(続く)

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寒そう

寒そう

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土地が僕を呼ぶ

ある朝、電車に乗っていて勘定したんだけれど、僕が大学に入ったのが1991年なので、今年で20年がたつということです。その年のセンター試験の会場は「一橋大学」で、当日は雪がちらついていました。試験の出来はあまりよくなかったけど、一年浪人生活を送った末の大きな試験だったので、その風景は今だによく覚えています。

それから20年後の現在、その一橋大学の近くに住んでいて、毎日駅まで歩いています。20年前の僕は、きっと駅からトボトボ下を向いて、試験会場に向かっていたのだと思うと、やはり土地に対して何かの「縁」というものを感じずにはおれません。

入った大学は目白でしたので、最初の下宿は池袋の近くにある地下鉄の「要町」という駅のそばでした。そこに8年いて、次に目白に引越し、その後は劇団メンバーの安木の知り合いのつてで、板橋の大山に引越します。結婚し、子供ができたので、これまた劇団メンバーの紗夢のつてで、今の場所に移ったのですが、その年に今度は板橋のアトリエと出会います。板橋から引越したすぐ後にです。僕はたぶん、池袋、板橋界隈の土地とはただならぬ縁があるはずです。もう逃れられないかもしれません。

20年前のあの日、やがて結婚をし、子供が出来、そしてこのすぐ近所に将来住むことになるだなんて、まったく想像していませんでした。できれば、幸せで、楽しい20年後を迎えたいと願っています。そのためにはもちろん、手を抜かずに仕事をし、なるべく誠実でいようと思っています。

水飲み鳥は、こんな作品なのかもしれません。

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謹賀新年

年末年始は、何にもしなかった。メールも、ツイッターも、最小限にとどめ、テレビを見たり、本を読んだりして過ごした。テレビのバラエティーは、6時間も同じ番組をやっていたりして「バカじゃないか」と思うわけですが、紅白歌合戦というのはなんででしょうね、つい観てしまうんだよなあ。

劇団の予定としては、春のセンティバルが決まっているだけで、あとはゆるやかな活動をしていくつもりです。さ来年以降に向けて、いろいろなことを蓄える。時期をつくっても、ばちはあたらないでしょう。ここまで、ほとんど休みなく走ってきましたので。いろいろ考えたり、曖昧な部分を問うたり、地味な稽古をしたりしてみたいと思っています。

まずは、謹賀新年。

Srimg0484

Srimg0537

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