回顧録、地域での演劇
年末になると、大手新聞各紙に今年の演劇界の回顧録などが掲載される。名前の挙がる劇作家や演出家は面識のある方も多く、それは大変誇らしくもあるが、地方の小さな劇場で活動している身としては、紙面に私や劇団の名前が挙がる可能性はほぼ0であるということに、なんとなく寂しさも覚える。
「演劇って、演じる人間とみる人間が作る空間のライブだから、ある無名の若者たちの小さな舞台が、その夜、日本で一番素晴らしい演劇を上演している、という可能性があります。」
この野田秀樹の言葉は、そんな自分に大きな力を与えてくれた。そしてさらに、僕らは直接観客のみなさんが支えてくださっているという実感がある。
東京を離れて演劇活動を成立させるのは、難しいが、やりがいがあのは、こういう部分だ。


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